備忘録

何を食べたか忘れないためのメモ

【伏見】大甚本店

つい先日のことである.

名古屋の老舗酒場で全国的にも有名な店といえばまず「大甚」があがるだろう.酒呑みなら知らない人はいないはずだ.名古屋に来た際には一軒目に必ず寄るようにしているので,かれこれ10回程訪問していると思われる.今回は愛知在住の友人と待ち合わせた.

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時間によっては並ぶこともあるが,今回はすんなりと着席できた.入り口付近のショーケースに小鉢が並んでおり,そこから各自が好きなものを取ることができる.値段は書いていないがそれぞれ決まっているそうだ.まずは黒ラベルの大瓶で喉を潤す.

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間髪いれずにいくつかの小鉢をつまむ.

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ショーケースにある小鉢の他にも,煮魚や焼き魚,小鍋等が注文できるのだが,いつも煮魚か焼き魚を頼んでいる.例にもれずこの日も焼き魚を注文.かますだったと思う.

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相席は当然なので周囲の会話も耳に入る.古典酒場ならではのざわつきがなんとも心地良い.ビールが空になったところで日本酒に切り替える.菊正宗と賀茂鶴が置いてあるのだが,ここではいつも菊正宗にしている.特に理由はない.

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その後,旧友との久しぶりの会話に花が咲き熱燗を3合いただいく.雰囲気が良いのでついつい長居をしたくなってしまうが,古典酒場で長居は不要.2軒目もあるのでこの日はこれでお暇することにした.いつもながらの「1軒目の大甚」として抜群の安定感がある酒場で今回も満足.近所にあれば足繁く通ってしまう酒場だが,小生にとって「大甚」は旅情(本当は出張)とともにあるので,年に数回訪れる今のままの使い方が最も楽しめるのかもしれない.